アラフォーOLのケイコです。
私は今、「幸せになること」について本気で取り組んでいます。
いやほんと、人生でここまで真剣に“幸せ”を考えたこと、たぶん初めてで。
40年近く生きてきて、気づけば「幸せって何だったっけ?」状態でした。
さて、私の「幸せを取り戻すチャレンジ」は、“どん底”からスタートしました。
がんばっても、がんばっても幸せになれない?

アラフォー独身、実家ぐらし。彼氏はいないし、できる気配すらなし。
仕事もしてるし、副業もしてるし、節約もしてる。
なのに、なぜか虚しい。
心の中がずっと“空腹”みたいな感じで、 何かを食べても(主にコンビニスイーツ)全然満たされない。
時間はない。
お金もない。
余裕は当然ない。
⋯だけど、私、めちゃくちゃがんばってるはずなのにな?
そして今日も言う。「いつか余裕ができたら〇〇したいな〜」 このセリフ、たぶん10年前からずっと言ってます(汗)
(口癖って怖い⋯)
本当に怖いのは、「〇〇」の部分が、どんどんしょぼくなってきてること。
昔は「世界一周旅行したい!」だったのが、 最近は「スタバでトールサイズ頼んでみたい」「休日に時間を気にせずに思い切り寝たい⋯」くらいになってきました。
こうして、気づけば「夢」も「幸せ」も、 どこか遠くて他人事になっていたのです。
仕事で心身をすり減らしていく日々
私の本業は医療系の専門職。毎日バタバタ、てんやわんやです。
学生の頃は、それはもうキラキラしてました。
「困っている人を助けたい!」
「患者さんの力になりたい!」
医療従事者ってかっこいいし、ドラマみたいな感動の日々が待ってるんじゃないかと。
──現実は、そんなに甘くなかった。
患者さんは基本、何かしらの不調や不安を抱えてやってきます。 中には無保険の方、アルコール依存の方、怒鳴り散らす方もいて、 現場はいつもピリピリ。忙しすぎてトイレに行くのも忘れるレベル。
「やさしい対応」なんて言葉、もう絵本の中の話みたいになっていく。
最近では廊下で患者さんに「自販機どこですか?」と呼び止められるだけで「(内心)私に聞くなよ」とイラッとする(やばいレベル⋯)
HSP気質の私は、ちょっとした言葉や態度にすぐ心が折れてしまうタイプで、 週末に少し休んだくらいじゃ回復しないダメージを、 月曜の朝イチでまた背負わされる感じです。
それこそ、エネルギーが“ブルトーザーでゴリゴリ削られていく”って感覚。
心の地面が、毎週、月曜日にえぐられていく感じ。
毎日が忙しすぎて気づけば就職して10年以上の年月が経っていました。
副業にチャレンジ!時給は道端のスリッパ以下?
「医療のお仕事は素晴らしいけど、このまま続けていくのは無理かもしれない」 そんな思いがふつふつと湧いてきた私は、副業に挑戦することにしました。
文章を書くのが好きだったから、ライティングを選びました。
が、初案件はまさかの──

1記事16時間かけて、報酬1,600円。
時給100円。
昔、知人から「面白い友人がいて彼は無一文で放浪の旅をしていて、インドで拾ったスリッパを路上で売って稼いでいた」という話を聞いたことがあります。
その時ふと思いました。
「……私の時給、インドの道端に落ちてるスリッパ以下かもしれん」
スリッパは拾うだけで原価ゼロ。しかも異国情緒というスパイス付き。
それに比べて私は、慣れないライティングで調べて・書いて・修正して、もう手間のかたまり。
「スリッパ以下」って思い始めたら、なんだか本気でそう思えてきて。
睡眠不足も手伝って、自己否定と謎のスリッパ哲学が脳内でグルグル回り始めました。
でも、私はインドでスリッパを拾えるようなバイタリティーも語学力もないので、 「私にはこれしかない」と自分に言い聞かせて、涙を拭いてがむしゃらに頑張ったのです。
朝4時にアラームをセットして、出勤前にパソコンをカタカタ。 通勤中も構成を考え、昼休みも修正作業。 休みの日は大好きな漫画もアニメも我慢して、画面とにらめっこ。
「今頑張れば、あとで楽になれるから」って信じてた。
「努力は報われる」って、信じてた。
…「がんばれば、いつか幸せになれる」って、本気で思ってたんです。
限界OLのワタシ倒れる(階段から落ちた)

しかし、現実は甘くありませんでした。
頑張る私にさらなる追い打ちをかけるように、ある日突然、同僚が一斉に休職する事態に。
「え、なに、私に全部回ってくるの?」と戦慄する間もなく、仕事は雪崩のように押し寄せ、 プレッシャーMAXで夜中に仕事の夢で何度もうなされました。
それでも「私は責任感ある社会人…」と持ち前の“がんばりやさん”スピリットを発揮し、 病院で睡眠導入剤を処方してもらいながら、 自分の仕事+同僚の仕事を掛け持ちし、フラフラで働き続けました。
1ヶ月ほど経ったころ、ついに体が音を上げます。
風邪を引いてしまい38度以上の高熱が出て数日間下がりませんでした。
熱が下がったあとも全然良くならなくて咳が止まりません。
たぶん私の免疫力は、もう「金魚のフン以下」レベルまで落ちていたと思います。
それでも根性だけで出勤し、睡眠導入剤を飲みながら勤務し、 その結果──
ある夜、睡眠導入剤の副作用でフラフラになった私は、家の階段でバランスを崩し、顔面から落下。
床に倒れ、動けず、ただただ痛くて。
「なんで私、こんなに頑張ってるのに…」と、涙が勝手にあふれてきました。
階段の下で、ひとりポロポロ泣くアラフォー。
あのときは、文字通り“人生で一番底”だったかもしれません⋯。
限界OLが「幸福論」に出会う

階段から落ちた私は首が痛くて、ベッドから起き上がることもままならない日。
もう“やる気”なんてどこかに置いてきたし、外に出る元気もない。
ベッドの上で、YouTubeをだらだら見たり、SNSをボーッと見ていたとき──
ふと目に入ったのが、描き子さんの本、 『推しにも石油王にも出会えない私たちの幸福論』でした。

読むともなしにページをめくり、気づけば…私は泣いていました。ガチで。
なんかね、「これ、私のことじゃん?」って。
本の中では、心の中に“悪玉菌”と“善玉菌”がいるっていう、ちょっと突飛な話が登場します。
でもその理論、びっくりするほど腑に落ちて。
- 悪玉菌が増えると、イライラ・ストレスまみれ。
- 善玉菌が育つと、幸福感がじんわり増える。
- ネガティブな情報・会話は悪玉菌の餌。できるだけ距離を取る。
- 自分の“好きなこと”が善玉菌のエサ。
- 毎日少しずつ善玉菌にごはんをあげていくと、自己肯定感が育ち、人生が変わっていく。
……って、書いてあることはとてもシンプルです。
「私、不安を完全に手放しました」
「毎日安心して、のんびり生きています」
って、描き子さんがサラッと言ってるのを読んだ瞬間、
「そんな世界ほんとにあるの!?」と、思わず本を二度見しました(笑)。
「心のフローラ論」を実践してみることを決意!
読者の中には、「しばらく実践していたら、自分の物事の見方が変わるのをはっきりと感じた」という人もいるらしく、 そういう方たちは共通して「視点が変わった」と表現されているそうです。
私も、これまで“幸せ”と聞くと
「彼氏ができた!」
「収入が上がった!」
みたいな成果を想像していたけど──
描き子さんの本を読んで初めて、
“視点が変わるだけで、今のままでも幸せになれる可能性”
っていうことを信じてみようと思ったんです。
でもね、それと同時に出てくるのがこの言葉。
「でも、今までこういう本読んでも続かなかったじゃん」
「んで、これやってお金になるの?」
「そんなんで幸せに慣れたら苦労しないでしょ」
本にも書かれてました。
「役に立たなかった」という人の多くは、“やらなかった人”。 続かなかった、やる気が出なかった、揺するのが無理だった──
でも、それは“やらなかった”ってこと。
遊びでもいいから、ちょっとやってみてほしい。
……グサッときました。(完全に図星)
私、今まで引き寄せとかメンタル系の本を何冊も読んできたのに、
- 「実際にやってみる」
- 「続ける」
っていう2つが、決定的に足りてなかった。
「そりゃ言ってることはわかるけど、今それどころじゃないし…」
「お金にならないなら意味なくない?」
そうやって、ちょっとやってみても、結局“元に戻る”を繰り返してました。
その結果、体調は崩れるし、仕事はしんどいし、人生はずっと“耐えるもの”のまま。
でも今回は違った。
仕事でヘトヘト、体はボロボロ、挙句の果てに階段から落ちた今。
もうこれは、逆に言えば──
「やるしかないタイミング」
だったんです。
このブログは、私の再スタートの記録です

というわけで、このブログは“何をやっても幸せになれなかった系アラフォーOL”が、本気で「心の善玉菌」を育ててみる実験記録です。
今はまだ首も痛いし、人生に迷子中だし、推しどころか人生の伴侶にすら出会っていない。
そもそも私は結婚したいのか、何がしたいのか、
明日着る服は?
食べたいものは?
何が好き?
それくらいのレベルですら、自分の本音がわからない。
だけど、とりあえず、やってみようと思うんです。
「善玉菌ログ」を毎日つけて、小さな喜び、小さな気づきを記録していく。
ネガティブ全開だった私が、どこまで“幸せ体質”に変わっていけるのか?
悪玉菌にやられて落ち込んでしまう日や、失敗や些細な喜びも、おもしろおかしく全部記録していこうと思います!
この記録が誰かの勇気になれば、とっても嬉しいです。
共感してくれた人、ちょっと気になるなと思った人、一緒に「菌活」しませんか?

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