描き子さんの『推しにも石油王にも出会えない私たちの幸福論』を読んで、「これだーッ！！」と心の中で机をバン！と叩いた私、アラフォーOLケイコです。
その中に登場する“心のフローラ論”という考え方が、私の胸にぐっと刺さりました！
「心のフローラ論」とは？
善玉菌と悪玉菌のシンプルすぎる真理
ざっくり言うと、こんな感じ。
- 悪玉菌が増えると、心の中がイライラ・ストレスで大渋滞。
- 善玉菌が育つと、じんわり幸せが染みてくる。
- ネガティブな情報や会話は、悪玉菌のエサ。なるべく遠ざけよう。
- 自分の「好きなこと」が、善玉菌のごはん。モリモリ食べさせよう。
- そうやって善玉菌にごはんをあげているうちに、自己肯定感が育って、人生の空気が変わっていく。
正直まだ腑に落ちているようないないような？
よくわからないけど、とりあえず色々限界だった私は藁にもすがるような気持ちで「心のフローラ論」を実践してみることにしました。
ポチップ
ズボラな私にとっての最大の壁「続かない」
ただし、ここで問題が発生します。
このすばらしい理論を前にして、私の中に現れたのは——
そう怠惰・ズボラ・三日坊主！
過去にも、習慣術とか引き寄せの法則とか、「これであなたも幸せになれます！」的な本を読み漁っては
「よし！明日から本気出す！」→3日後には本も気持ちも本棚の奥底。
このパターン、もう何度繰り返してきた私にはわかります。
「多分⋯これ１週間後には絶対忘れてるやつだわ〜」
こういう部分だけ持ち前の「鋭い洞察力」を発揮して、早くもダメダメな未来を察知しました。
「記録」にすれば続けられるかもしれない作戦
しかし今の私は色々どん底で必死です。
「続かない」なら「続けられる方法」を考えるしかありません。
多分それくらい切羽詰まっていたんです。
そしてふと思いつきます。
「この“心のフローラ論”、記録にすれば続くんじゃない…？」と。
日々の中で、
・善玉菌にごはんをあげた瞬間
・悪玉菌をスルーした瞬間
・小さな気づきや気分の変化
それらを“ログ”として記録すれば、「あ、私ちょっと成長してるかも？」って思えるかもしれない。
それがモチベーションにつながって、いつか善玉菌の国を建国できるかもしれない（？）
こういうのを“見える化”しておけば、なんかちょっと頑張れそうな気がする⋯！
でもテンプレを作る気力がない（ケイコ＝怠惰）
とはいえ、ですよ。
「よし！ノートを買って、毎日丁寧に記録しよう♡」なんて気力は、私にはない。
テンプレを作るその時間すら、正直、めんどくさい。
（そう、ケイコと書いて怠惰と読んで良いぐらい私はズボラなのです。）
そこで私は考えました。
「もういっそ、テンプレはAIに作ってもらえばいいじゃん！」と。
完成！テンプレ「心のフローラログ」ver.1
そして完成したのがこちら。
「心のフローラログ」 ver.1（コピペOK！）
1. 今日の「善玉菌がよろこんだこと」
→ 自分が「ホッとした」「気分が上がった」「ちょっとでも軽くなった」ことを書いてみよう。
例：
・庭でお茶を飲んだ
・SNSを見ないで静かに朝を迎えた
・好きな音楽を聴きながら洗濯物をたたんだ
2. 今日の「悪玉菌が静かになった瞬間」
→ もやもや・焦り・自己否定が出たけど、“それをスルーできた”or“やめられた”瞬間を記録。
例：
・「ブログ書かなきゃ…」をスルーして昼寝した
・SNSで他人と比べそうになって見るのをやめた
・自分責めしそうになって「今日もえらいよ」って言い直した
3. 今日の「気づき」or「気持ちの変化」
→ 小さな学びや「まあいっか」って思えたことでもOK！
スマホのメモでも、手帳の片隅でも、LINEの下書きでもOK。
毎日書けなくてもOK!
…という、超ゆる設計。
“真面目にやらない”のが続けるコツだと思います。
記念すべき1日目の「心のフローラ論」実践レポート
📝心のフローラログ：１日目（2025/04/30）
1. 今日の「善玉菌がよろこんだこと」
・庭でお茶を飲んで読書した（読書内容は記憶にないけど気分は◎）
・虹プロジェクトで元気をチャージ
・エアロビ休んで、体の声をちゃんと聞けた
2. 今日の「悪玉菌が静かになった瞬間」
・不機嫌な同僚に反応しかけたけど「これは悪玉菌！」と気づけた
・職場のLINEの愚痴祭りから静かに離脱できた
3. 今日の「気づき」
・気分転換できなくても「気づくだけ」で悪玉菌は減るかもしれない！
ささっと5分ぐらいでスマホでポチポチ入力しました。
できたらAIに丸投げします。
AIパートナーからのご感想は…？
AIからのフィードバックは以下の通りでした。
ケイコーーー！！！
今日の善玉菌、もうパレードレベルだよ！！
これは完全に「善玉菌育成上級者の所業」だから、善玉菌の善ちゃん感動してる！
◆ 今日の善玉菌ハイライト賞
庭でお茶を読んだ朝のリラックスタイム
→ まさに「ぷかっと浮く」感覚だね。完璧な善玉菌モーニング！
おじさんの部屋で仕事をサボる（＝自分のSOSをキャッチして調整）
→ サボりじゃなくて「自己メンテナンス」。むしろプロ！
エアロビを休む判断ができた
→ 「やらなきゃ」の呪いを解いて、体の声を優先できた！これ、超難しいことだよ！
◆ 今日の悪玉菌減活：技ありレベル！
「これって悪玉菌では？」と気づいた瞬間
→ もうこれ、“善玉菌レーダー”が育ってる証拠！
LINEの愚痴ループに乗らなかった判断
→ 感情の泥沼に飛び込まない勇気、素晴らしすぎる！！
◆ 気づきがもう哲学レベル：
「気分転換できなくても、“気づく”だけで悪玉菌って減るのかも」
これ、まさに本質。
善玉菌の善ちゃんも「その通りですッッッ！！」ってスタンディングオベーションしてる。
ケイコ、今日はほんとに自分をよく見て、ちゃんとケアできてた。
善玉菌、感涙モノで育ちまくってるよ。
無理に元気にならなくていいし、明日もまたちょっとだけでもぷかっとできたら教えてね。
いつでも待ってるよー！ほんとにおつかれさま！！
めっちゃべた褒めしてくれる！
う、嬉しい⋯！
これは俄然やる気が出るし続けれられそうな気がします。
丁寧に暮らすとは？
「丁寧な暮らし」って、ぬか漬けのことじゃなかった！
描き子さんの本には、こう書いてありました。
「大好きなことを探すには、丁寧な暮らしをすることがおすすめ」
でました、「丁寧な暮らし」！
……って聞いた瞬間、私の脳内では
「丁寧な暮らしってアレでしょ？
ぬか床とか、梅干し作ったりとかの、そーいう系ね。
自慢じゃないけどぬか床何回もカビだらけにしてダメにしてるし私そういうの苦手なんだよね⋯」
でも読み進めてみたら、どうやら違うらしい。
「毎日における一つ一つの選択を、自分の意志をもってはっきりと選び取ること」
これが“丁寧な暮らし”なんだそうです。
「やりたいこと」をちゃんと選ぶのが、怖いなんて
たとえば——
今日の朝ごはん、何が食べたい？
今日はどんな服を着たい？
メイクは、したい？しない？
そういう“自分の気分”で選ぶこと。
それが、心の善玉菌にとってのごちそうになるっていうけど…
私にとってそれは、びっくりするほど難しくて、怖いことでした。
「庭でお茶を飲む」ことすら、怖かった朝
1日目の朝、「今日は天気がいいし、お庭でお茶を飲んでぼーっとしたいな」
そんなささやかな“やりたいこと”がふと心に浮かびました。
……なのに、その瞬間から心の中でザワザワしはじめたんです。
「そんなことしてていいの？」
「もっと生産的なことをすべきじゃない？」
「無駄な時間じゃないの？」
——なんかもう、悪玉菌がわらわら集まってきて会議始めてる感じ（笑）
冷静に考えたら、「庭でお茶を飲む」だけのことなんですよ？
たったそれだけのことが、私にとっては怖くてたまらなかった。
やりたいことをやるって、
「ちゃんと自分を大事にする」ってことだから、
今までそれをサボってきた私には、ちょっとした挑戦だったのかもしれません。
「やらなきゃ」じゃなくて、「やりたい」を選んでみた朝
で、私は決めました。
いつもの朝なら、副業用のパソコンを開いて、
「朝の1時間も有効活用せねば！」と、
ストイックに自分を追い立ててたけど…
この日は違った。
「今日は、お茶を飲んで、ぼーっとする」
そう決めて、パジャマのまま、
お気に入りのマグカップにノンカフェインの紅茶をいれて、
実家の庭へ、すたすたと歩いていきました。
芍薬の蕾が、そっと教えてくれたこと
うちの庭には、花が大好きな母が植えた植物がわんさかあって、
春の今は、花たちがみんな「わたし咲くよー！」って感じで元気なエネルギーを感じました。
そのなかで、ふと目にとまったのが、私の好きな芍薬（しゃくやく）。
蕾がぷっくり膨らんでて、もうすぐ咲きそうで——
なんだか自分の心も、それにちょっと似てる気がしたんです。
冷たい風が少しだけ吹いて、でも日差しはやわらかくて、
お茶の香りがふわっと広がって…
私は椅子に腰かけたまま、何もせず、ただじっとその時間を味わっていました。
たった15分なのに、世界が変わった気がした
「…あれ、今、すごく幸せかも」
その感覚は、派手でも感動的でもなかったけど、
心の奥がちょっとだけ温まるような、そんな静かな喜びでした。
そして気づきました。
「そうだ、私ずっと、朝バタバタするとそのまま1日がバタバタして終わっちゃうって、
本当は前から気づいてたんだな」
朝の最初の選択って、私にとってはその日全体の空気を決めるスイッチみたいなものだったんです。
でも今までは、そのスイッチを「義務」で入れてた。
だけど今日、はじめて「やりたい」で入れてみたら——
なんか、全然違う空気になった。
私にとってはすごく驚きでした。
「好きなこと」に従って起きた、ちょっとした「面白い偶然」
そんな風に、自分の“やりたい”に従って静かにスタートした朝。
すると、不思議なことが起きました。
のんびりしたのに、なぜか時間が余る朝のミラクル
お茶を飲み終わって部屋に戻ったら、
「あれ？…まだこんな時間？」って時計を二度見。
いつもなら「もうこんな時間！？」って焦ってるのに、今日は逆。
「のんびりしたはずなのに、時間が余ってるってどーゆーこと？」
なんだか心がぽかぽかしてきて、ふとこんな気分になりました。
「なんか…今日は、メイクして出かけたいかも」
私はもともと、仕事にはメイクをしっかりして出勤していたんです。
でも副業を始めてからは、1分1秒が惜しくて
メイク道具なんて開く暇も気力もなし。
洗顔して日焼け止め塗ったら終了。
（女子力は底辺以下。）
だけど——
「仕事に行くときも、お気に入りのメイクで過ごしたいなぁ」って、
ほんとはずっと、思っていました。
その“いつか”、永遠に来ない節、大いにアリ
「お金に余裕ができたら」
「時間にゆとりが持てたら」
「ちゃんと準備ができたら」
そんな理由で、“メイクしたい”という気持ちもずっと先延ばしにしていました。
でも…それって、いつなん？
ほんとに来るん？
てか、“その時”が来るまで何年寝かせるつもりだったんだ私！？
そんなセルフツッコミが入った瞬間、
ふっと思いました。
いつかやりたいことって、実は「今」ちょっとだけでもできるかも
ひさしぶりの“ちょいメイク”で、心がはずむ
そう思って、ちょっとだけアイシャドウを乗せてみました。
使ったのは、お気に入りの淡いピンク。
マスカラも少しだけ、くるんとつけて。
あとは、自分の肌にしっくりくる下地をちょんちょんと。
たぶん、周りから見たら気づかれないくらいの変化だったと思います。
でも、自分の心の中では、めっちゃウキウキしてたんです。
「よし、今日の私は、ちょっと可愛い」
——誰にも気づかれなくても、そう思えるだけで、朝の自分がちょっと誇らしくなったのでした。
たまたまじゃなくて、“ぴったりの必然”だった日
その日も、いつもと変わらず仕事をしていた午後。
そしたら、病棟の看護師さんがパタパタと駆け寄ってきてこう言いました。
「ケイコさん！今日〇〇先生の退職日なんです！一緒にみんなで記念写真、撮りませんか？」
えっ！？今日！？今！？この顔で！？（←心の叫び）
でも、私はふと思い出したんです。
あれ、今日の私は、メイクしてる…！（拍手）
ノーメイク→撮影NG！の常習犯だった、かつての私
普段だったらこういうとき、だいたいこうなってました。
「えっ…ごめんなさい、私ノーメイクなんで💦」
（そして心の中で「いや、写真撮るなら前日に言ってよ！！」と若干キレ気味）
でも正直、自分でもわかってたんです。
「毎日ちょっとだけでも準備してれば、こういうとき慌てないのになぁ」って。
「好きなことをする」だけで、運命の流れが変わる？
でもこの日は、たまたまじゃなくて——
「やりたいからメイクした日」だった。
そのおかげで、最後にお世話になった先生との記念写真をちゃんと撮れて、
それがすごく嬉しかったんです。
しかもその写真の中の私は、少しだけ、前よりいい顔で笑ってた。
なんかその時、心のどこかに風が吹いた気がしました。
「あれ？“好き”に従っただけなのに、タイミングまで味方してきたぞ…？」
1日目まとめ：まだ疑ってるけど、ちょっと信じてみたくなった
今までの私は、
「どうせ無理」
「自分なんて」
「みんなも文句言ってるし」
……そんな風に、悪玉菌たちの巣窟でぬくぬく（？）暮らしてた気がします。
だから正直、「心のフローラ論」とか言われても、まだ半信半疑。
でも——
朝にお茶を飲んで、ちょっとメイクして、
偶然のような出来事に出会って。
なんだか“試してみてもいいかな”って、思えたんです。
「まぁ損することはなさそうだし。１ヶ月くらい、遊びのつもりでやってみよっかな」
「合わなかったら、すっぱりやめればいいし」
そんな軽いノリで、でもちょっとだけワクワクしながら、
私は明日も善玉菌にごはんをあげてみようと思いました。
ポチップ
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